本質と向き合い、全ての無駄を削ぎ落とし、最小にて最大の成果を出す。

エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする。 グレッグマキューン著

自分は悪いクセで、すぐにあれもこれもと手を出してしまう。そしてどれも中途半端になり、当初の目標が達成できず、自己嫌悪になり、モチベーションが下がって最終的に挫折する。

こんなことをいつも繰り返してしまいます。

また1つのことに集中したとしても、最初に大きな目標を掲げすぎてしまい、これまた目標の状態に全然近づけず、モチベが下がり最終的に挫折する。

そして挫折を繰り返してくうちに、自分に対しての信頼度や自己肯定感がドンドン落ちていき、やる前から失敗する事を想像するようになり、スタートすら切らなくなってしまう。

まさにデススパイラル状態。笑

本書はそんな自分のような問題を抱えてる人にオススメの一冊です。

エッセンシャル思考になるためには、3つの思い込みを克服しなくてはならない。「やらなくては」「どれもだいじ」「全部できる」この3つのセリフが、まるで伝説の妖女のように、人を非エッセンシャル思考の罠へと巧みに誘う

この3つの思い込みを克服をすることで、自分のやるべき事に集中ができ、圧倒的な生産性を出すことができます。

また目標達成についても本書には書かれています。

努力と根性でやりとげるのではなく、すんなり実現するようにな仕組みを作るのだ。
無駄な作業に費やす時間が減る分、じっくりと計画を立てて、事前に障害を取り除くことが出来る。
見極める、捨てる、仕組み化する。日頃からこのサイクルをまわしていけば、得られる成果はどんどん大きくなる

この仕組み化するというのはとても大事な作業で、例えば日々必ずやる作業とセットにしてやるとか、読書を習慣化したいのであれば、出勤の電車では必ず1冊本を持っていくとか、英語学習を習慣化したのであれば、歯磨きの時は必ずiPodで英単語と聞くなど、すでに習慣化、自動化してるものに、習慣化したいことをくっつけてやってしまうのだ。

また見極める、捨てるという部分では、他人から自分の時間が奪われないように、NOを言う大切さについても語られている。

ここでイスエと言ったら、自分は何を失うのだろうか。そのトレードオフに目を向ければ、中途半端なイエスは言えなくなる。どんな判断をするときも、機会コストを忘れてはならない。

ノーとうことで、端的的な気まずさと引き換えに、相手の敬意を手に入れられるからだ。うまく依頼を断ることには、『自分の時間を安売りしない』というメッセージになる。これはプロフェッショナルの証だ。

エッセンシャル思考の人は、みんなにいい顔をしようとしない。時には相手の機嫌を損ねても、きちんと上手にノーをいう。長期的に見れば、好印象よりも敬意の方が大切と知っているのだ

これは自分も含め、日本人には必要な心構えかと思う。その場の空気を読んでしまったり、相手の機嫌を悪くさせないために、ついつい安請け合いをしてまい、無理に受けた結果、いいパフォーマンが出せず、自分は時間と労力を失った上に評価も失い、相手はいい結果得られずで、お互いとってマイナスになり、最悪の事態になってしまうのだ。

しっかりとノーを伝えることで、依頼者も相手の善意の依存から抜け出し、成長や改善の機会が得られ、自分は自分の時間に集中ができるようになり、お互いにとってメリットになるのだ。

この本は、普段一生懸命行動しているのに中々結果がでない、いつも途中で挫折してしまう、もっと自分自身の生産性を高めたい。そんな人にオススメの一冊になります。

そしてこの本読んで作成したブックアーマーの紹介です。

ブックアーマー化した一文

『小さくても前進しているという手応えがあれば、未来の成功を信じられる。そのまま進み続けようという力になる。』

これをデザインに変換しTシャツにました。

デザインの詳しい内容は下記のリンクより御覧ください。

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