今回読んだ本はコチラの本になります。
人間は物でも何でもそうですが、得ることは簡単にできても、捨てることはなかなか難しかったりします。
例えば洋服とかもそうですよね、欲しいものを買うことは簡単に出来ますが、必要がなくなって捨てるとなると、1年以上着ていないのに、いつか使う時がくるかもといって、いつまでも捨てずに持ち続けてしまいます。
しかし、捨てる、手放す、止めるという行為は、得ることや、始めることより重要なことです。
この行為をすることによって、新しい物が入ってきたり、時間的余裕、金銭的余裕、空間的余裕など
さまざまな「余白」が生まれるのです。
仕事ができる人といのは、常に新しい物が入ってくる余裕があり、余裕がある分、行動や思考に柔軟性があるのです。
本書ではそんな「余白」を生み出すために、「しないこと」を学ぶことができます。
自分の中の無駄を省き、行動をシンプルにし、いかに成果を出していくのか?
本書を読んで気になったポイントを少し紹介していきます。
完璧主義をやめて、80点主義になろう。
・80点でいいのに100点を目指したらその分、時間も余計にかかります。時間がかかるということはお金も労力もかかるということです。そういうコスト意識がないまま完璧な仕事を目指して頑張っているのです。
・「80点主義」を頭に叩き込んで、仕事の「スピード」をあげることに注力してくださ。
「完成度」ではなく「時間効率」をあげることに視点をシフトするのです。
100点目標を80点目標に切り替えることで、20点分の時間やお金など様々な余力が生まれます。
また期日に間に合わないというリスクも減りますし、逆に言えば予定よりも早く完成させられるというメリットも出てきます。
そして出来た余力を次に回していけば、副次的に100点を目指してた時よりも、どんどんと成果が上がるはずです。
ダメでも失敗しても反省はしない。
・小さなミスや失敗をきっかけにして大きなミスや失敗へと傷口が深くならないように、傷口が浅いうちにきっちり止血することが大切なのです。
・そのために大切なことは「隠蔽しない」「反省しすぎない」ということです。「隠蔽」するのは言語道断です。「反省」するのは大事ですが、いまは反省している場合ではありません。リカバーに全力を尽くす。
反省しても失敗した事実は変わらないですし、良くなるわけでもありません。
それよりもイマココに集中し、それを改善するための行動をする方が大事です。
失敗というのは、あくまで実験の結果であり、その結果が分かったのであれば、その結果を踏まえて次の実験に進めばいいのです。
むしろ失敗は失敗ではなく、正解を見つけるための1つの発見なのです。
やる気は出さない。
・本物のプロフェッショナルは、「やる気」がどうのこうのと口にすることはありません。
「スイッチが入ろうが入るまいが仕事をする」のがプロです。
・仕事ができない人は、「仕掛かり」が遅いのです。ソフトが重たくて起動が遅いパソコンによく似ています。
どうしてこんなに遅くなるかというと、たくさんの「言い訳」や「弁解」を準備しているからです。
「まずはコーヒーを飲んでから。それから頑張ろう」
「以前頼まれていた仕事を片付けてからとりかかった方が集中できる」・仕事というのは、いったん始めてしまえば、誰だって集中モードに入っていくのです。
始めないからスイッチが切り替わらないのです。
やる気に火がつくまで待つのではなく、火がついていなくても始める。ここがポイントです。・仕事ができる人は、とにかく仕事をスタートさせてしまいます。
やる気をあげようとなどとは思いません。
逆に、へたにやる気をあげてしまうと、そのあと下がるだけですから厄介だといえます。
つい気持ちが入らないと、やるべきこと始められないとい人が多いですよね、自分もその一人です。
会社の仕事とかであれば、半ば強制なのでなんとかできるのですが、これがプライベートなことや、個人での学習や、やるべきことになると、途端に腰が重くなり何かキッカケや気合いがないと出来なかったりします。
しかし、そもそもやる気なんてあげる必要ないし、とにかくやるのが重要なんだとシンプルに考えれれば、なんか気持ちがスッキリしますよね。
やる気なんて意味ないからとっとやっちまえよ。というのは、すごくシンプルで分かりやすい考えです。
一部ですが以上が自分の気になったポイントになります。
この他にも社内における立ち振る舞え方など沢山書かれています。
主に企業の会社内での視点で「しないこと」という仕事術が書かれていますが、仕事という大きなくくり考えれば、個人でも応用できるヒントは沢山書かれています。
ムダを省き効率的に仕事を進めていきたいと思っている方にオススメの一冊となります。
これは毎回書いてます。
これはあくまで自分から見た本書の視点なので
興味のある方は、実際に読んでみて、自分なりの答えや考えを導き出しましょう。
そして本に書かれててることが、全て事実ではありません。
これはあくまで一つの意見であり、絶対的な意見でもなければ、答えでもありません。
重要なのはここから、自分は何を感じるのか?自分であればどう考え、どう行動するのか?
ここが重要だと思います。
本やそれ以外のことで知識を得る時に危険なのは、
その情報や知識を鵜呑みにすること
思考が停止し、考える力がなくなることです。
本を読む時はそういったことを意識しながら、読むことをオススメします。
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