自分をむき出しにして、感度ビンビンな状態が、圧倒的な成果を出す。

今回読んだ本はこちらの本になります。

「死ぬこと以外かすり傷」
著者 箕輪厚介(@minowanowa

前回このブログでも紹介しました、幻冬社代表の見城徹さんの本

言い訳できない生き方。パンツ一丁で正面突破し続ける男。

この本を編集した箕輪厚介さんが、今回は編集者としてではなく著者として書かれてた本になります。

著者の箕輪厚介さん(@minowanowa)は、幻冬社に所属し出版不況と言われる時代にベストセラーの本を連発し、
Twitterのフォロワー数は6万人を超え、オンラインサロンでは月額5,940円という金額で、いまや1000人以上の人がこのオンラインサロンに登録しています。
オンラインサロンだけで毎月600万円以上稼いでいると考えると凄いことですよね。
まさに時代の波に乗り勢いに乗りまくってる、そんな箕輪さんの考え方や仕事に対する姿勢、
またどのようにして、このような圧倒的な成果を出していったのか、というのを本書を読んで学ぶことが出来ます。

この本には、これからくる大きな時代の変化の中で、強く生きるためのヒントが書かれています。

努力してるのに人生が全然上手くいかない、努力に対して結果が伴わない、どうやったらもっと自分を成功させられるのだろうか?
そんな悩みを持っているアナタにオススメの一冊です。

それでは本書を読んで、気になったポイントを少しだけ紹介します。


成功者の共通点「狂った3歳児」

・世の中にインパクトを与える起業家やアーティスト、アスリートには共通点がある。
「狂ってこそ人生」。
みんな3歳児のように本能丸出し、好奇心剥き出しだということだ。

・やりたいこと、思ったことを即実行に移せる3歳児は無敵だ。
僕の周りにいる起業家やクリエイターたちもみな、3歳児のように本能的、動物的な感覚に突き動かされながら行動している。
決してルールや常識、ロジックだけでは動かない。

・ホリエモンとよく行動をともにしていて痛感する。彼の肉体には常識というものは一切見当たらない。常にありのまま。嫌なものは嫌。好きなものは好き。やりたいことをやる。やりたくないことはやらない

大人になっても3歳児のような感覚を持っている人は、自分に対する感度が以上に高いのだろう。
常に自分の中にアンテナを張り、興味があったら一心不乱にそれに取り組む。
また嫌なものは嫌、好きなものは好きとすることで、
自分の時間やお金という資源を全力で興味のあることだけ集中投下できるので、
結果的に他者よりも抜きん出て、圧倒的な成果が出せるのだ。
つまり世間や常識などにとらわれず、常に自分の心に正直にあり続けるというのが大切なのだ。

常に自分の心に正直であり続けるには、自分は以前読んだこの本がすごく参考になった。

徹底的に自分に正直に、自由に生きる生き方。


意識高い系だっていいじゃないか。

・興味を持つということは、世界を自由に生きるために必要なことだ。
NewsPicksを読んだり講演会などに通っている人を「意識高い系」と揶揄する人がいる。
しかし僕は「意識くらい高く持て」と言いたい。
世の中の最前線で起きている動きに、五感を研ぎ澄ます。
意識のアンテナを4本バキバキに立てっぱなしにしているだけで、リスクを未然に回避できる。
ピンチをチャンスに変えられる。

・今では偉そうに絡んでいるが、彼らの講演会があると必ず顔を出し、前のほうで聞いていた。
すぐに具体的な何かに生かせたわけではない。
はたから見れば意識が高いだけで、結局うだつの上がらない、一番痛い若者だったかもしれない。
しかし、どこかの時点で堰きを切ったかのように、それまで蓄積していた知や情報が繋つながり、
僕のアイデアとなり噴き出していった。行動に繋がっていった。

学んでいるのに成果が出ない、いくら勉強しても何も変わらない。
俺はただ意識が高いだけで結局何も生み出せていないではないか。。。
そんな悩みを持ってる人もいるだろう。
ただそれは現段階の話であって、これから先の未来はどうなるか分からない
もし結果を出せていないなら、せめて意識だけでも高く持っておこう。
これで意識すらなくなってしまったら、それこそ何もなくなってしまう。
意識だけで満足してまうのはダメだが、そこに問題意識を感じ工夫や努力してるなら、
そのまま意識の高いまま突き進もう。


会社員であるメリット意識し、最大限利用する。

・なぜ僕が幻冬舎を辞めないのか。会社組織は人材と資金とインフラを抱えている。

・東京都心の一等地に構えるビルで、デスクや会議室をタダで使える。
パソコンやコピー代、タクシー代、バイク便代、切手代も会社が出してくれる。
外で著者と打ち合わせするときには、飲み代だって領収書を切れる。

・さらにサラリーマンはノーリスクのギャンブルができる。
成功するか分からないビジネスに会社の金を張れる。

・幻冬舎の社員であるおかげで、僕はこれらのインフラと人と金、会社が築き上げてきた信頼、
そしてノーリスクで勝負する権利を利用できる。
利益さえ上げていれば青天井のように使いたい放題。個人では成しえないスケールで動くことができる。

・これだけの資産が使えるのだ。幻冬舎の給料をゼロ円まで下げられたとしても、僕は幻冬舎に籍を置きたい。
いやむしろお金を払ってもいいくらいだ。
会社には感謝しかない。会社の文句を言うサラリーマンが僕には信じられない。

・つまり、僕は幻冬舎というフィールドで「金」ではなく箕輪厚介という「ブランド」を稼いでいるのだ。

会社の資源を利用して、自分が今やろうとしてることに活かせるのならば、そのまま会社にい続けるのが良い。
視点を変えれば会社も自分のためにいくらでも利用することができるのだ。
これを考えずにただ会社に務めていては、世間一般でいう「社畜」や「搾取」のポジションになってしまうのだ。


他人の成功体験なんて役に立たない、とにかく打席に立て。

・圧倒的に手を動かせ。戦術や戦略はそれから語れ。
ウダウダ考える前に誰よりも打席に立つ。
恥を恐れず舞台に上がる。話はそれからだ

・順番など無視して、まったく新しいルールと秩序を作ることこそこれからを生きる。
人間に求められていることだ。「クリスティアーノ・ロナウドのようになりたい」と夢見るサッカー部の少年が
せっせと上級生の球拾いをしていても、永遠にクリスティアーノ・ロナウドにはなれない

・大切なことはとにかく打席に立つことだ。できるだけ挑戦して失敗して上手くなっていくことだ。

・しかし、普遍的なことというのは現場で死に物狂いで試行錯誤していれば自然と身に付いている。学ぶものではない。
特に今のような変化の速い時代では上の世代の成功体験は役に立たないどころか、視界をにごらせる時代錯誤の不純物にすらなる
自分で手を動かし物を作って、人々のリアルな反応を見て一喜一憂しながら、成長していくのが一番手っ取り早い。

これまで自分を発信し世間に気づいてもらうには、大きな組織に所属したり打席に立つまでの努力が必要だったが、
今の時代はすぐに打席に立てる時代になったのだ。
例えば芸能人のような有名人になりたければ、昔は自分という存在を世の中に発信するには、まずオーディションを受け芸能事務所に所属し、そこで結果を出し認められ、そしてテレビ局が作ったテレビ番組に出て、そこで初めて世の中に対して、自分の存在を知ってもらうという打席に立てるのだが、
今やYouTubeやTwitterやInstagram、その他SNSを使えば、
誰もが一瞬で簡単に打席に立ててしまうのだ、しかも日本だけでなく世界中に対して
であればこれまでの慣例であった、修行や下積みなんて全部すっ飛ばして、さっさと打席に立ってしまった方が絶対に良い。
むしろ打席に立たなければ、どんどんと置いてかれてしまうのだ。


スピードは熱を生み、量は質を産む。

・本当に忙しくすれば、無駄なことはどんどん切り捨てざるを得なくなる。
本質的な仕事だけが残っていく。次第に生産性が上がっていく。
また極限までに時間がない状況は人の集中力を飛躍的に上げる。

・なぜなら集中力というのは、追い込まれた瞬間に最大値を記録するからだ。
それならば、常に時間を区切って自分を追い込んだ状態にしておけば集中力は下がらない。

・量量量! 圧倒的な量を制圧して初めて見える世界がある。

・「ピカソはなんで天才か分かるか? 多作だからだ」と秋元康が言った。

・表面張力ギリギリまでがんばっていたコップの水がザーッと外に溢れたあと、本当の能力が開発されるのだと。

いきなり効率化を測って、薄い状態で努力して、
何も成果がでないと努力を辞めてしまう人は多いのではないだろうか?
初めから何が必要で、何が不要かなんて分からない。
まずは余分すぎるくらいに量を増やしていき、
そこから無駄なものを削ぎ落として行き、本当に必要な物だけを残していくのだ。
つまり「量」があって、初めて「質」というものが生まれるのだ。


自分の限界を超えた時に、人は初めて成長する。

・失敗したり恥をかいたりしながら圧倒的場数をひたすらこなしているうちに、
自然と要点が分かってきて、能力は上がっていく。
平均的な量をやっている人と段違いの差がつく。

・どうにか乗り越えられる量ではだめだ。それでは能力爆発は起こらない。
絶対に無理、どんな方法を使っても不可能だというくらいの負荷を自分にかける。
すると苦境を乗り越えようという防衛本能が芽生え、進化する。進化は危機からやってくるのだ。

・1年間で100の力が使えるとしたら、最初の2か月で90を使い切ってしまうくらいの気合いで走るといい。
そこにインパクトが生まれる。圧倒的なまでに量をやるとキャパシティが増えて、また100の力がプラスされる。
中途半端ではだめだ。

・量だけは裏切らない。誰よりも動け。

結果出るのは自分の能力を超えた努力をしたあとだ。
とはいえそんな努力をどうやってやればいいのか?
それは自分で工夫をして努力ができる、自分の限界を突破できる「環境」を作っていくしかない、
それが場所なのか時間なのか人なのか、自分の頭で考えてやるしかない。
分かりやすくダイエットで例えるなら、同じ年齢同じ体型で頑張ってる人をライバルにする。スポーツジムの近くに引っ越す。
大金を出して専属トレーナーをつける。間食ができないようにコンビニが近くにないところに引っ越す。など
とにかく自分を追い込める環境を自分で作るのだ。


「願望」ではなく「宣言」を口癖にする。

・企画の提案が来たり、それこそ飲み会や旅行の誘いでもいい。
なにか声がかかったとき、「やりたい」「行きたい」という言葉を禁句にする。
そして「やります」「行きます」と言うようにするのだ。
これだけで行動の量とスピードが飛躍的に上がる。

・本当に興味ないものを除いて、少しでも気になれば1秒で「やります」「行きます」と即レスする。
もはやこれは癖だ。

・「やりたいです」「考えます」などと言っている悠長な奴に黄金の果実は降ってこない

考えてたって何も始まらない、正しいか正しくないかは、やってみて初めて分かるのだ。
であれば自分の中で正解を1秒でも早く見つけるには、自分の本能にしたがい1ミリでも興味があれば、まずはってみることだ。


「宣言」をしたって、別に途中で辞めても良い。

・そして、ここからが重要だ。「やります」と即レスして仕事を受けまくっていると、
僕の場合だいたい6割くらいは自然消滅する。物理的に回せなくなったり、熱量が続かなくなったり。
僕の周りの人の中には「箕輪さんは無責任だな」と思っている人もいるかもしれない。しかし、それでいいのだ。

・一度やると言ってしまったからやらなければいけない、というのはサラリーマン的発想だ。
とてつもなく忙しく熱量の高い人たちと仕事をしてみたら分かるだろう。
彼らは膨大な数の案件を何本も走らせているから、企画が途中で自然消滅しても気にもとめない。
すぐに次を、前を見ている。

・何が当たるか分からない時代は、完走することよりも、とにかく一回ダッシュしてみることのほうが大切だ。
走り方やゴールまでの距離など分からないが、とにかく走ってみる。
なんか違うなと思ったり、気が変わったら、走るのをやめてしまえばいいだけだ。

変化の激しい今の時代、腕を組んで考えてる間に世の中が変化してしまい、行動する頃に時代に置いてかれてしまう。
であればもはや走りながら考え、取捨選択していくしかないのだ。
時代のトップで走っている人は、このスピード感で行動し続けているのだ。


どれだけ「努力」をしても、「夢中な人」には絶対に勝てない。

・大事な打ち合わせがあっても、天気が良くてプールに行きたいと思えばプールに行く。
僕は意識的に、自分の心がワクワクするかを行動基準にしている。
なぜなら「努力は夢中に勝てない」から。

・義務感で仕事をやっている人間は、ヨダレを流しながら寝ることも忘れて没入している人間には絶対に勝つことはできない。
だから僕は自分が夢中になれるかどうか、その心の動きを大切にする。

・今まではお金を稼ぐのが上手な人が豊かであったが、これからは夢中になれるものを見つけている人が豊かになる。
儲からなくても夢中な何かがある人は幸福で、お金はあっても何をしたらいいか分からない人は苦しくなる。

物が足りなかった時代は、お金を稼ぐことで足りなかった物を手に入れ幸せを感じていたが、
物が溢れている今の時代は、物を手に入れるためのお金があまり必要なくなってきている。
つまり幸せの基準がお金でなくなってきているのだ。
物質によって満たされていた時代から、精神的な満足によって満たさせる時代に変わってきているのだ。
だからこそ、自分の夢中を見つけらる能力が重要になってくるのだ。


自分の心を満たす、夢中の見つけ方。

・自分が夢中になるものを見つけるためには行動するしかない。

・ウダウダと考えすぎずに、どんな仕事や誘いでも「やります」「行きます」を口癖にして、とにかく動く。
そして小さな成功体験を重ねる。人は全く手の届かないものをほしいとは思えない。
小さくても出来ることを繰り返していると、人生をかけて夢中になれることがやがて見つかる。

・大切なのは常識に縛られないこと。個体としての欲望と偏愛を解放しろ。
ごちゃごちゃ言う前にとにかく動け。

自分が好きなことや、やりたいことなんて、行動しないことには絶対に分からない。
嫌いなことや、やりたくないことだって、行動しないと絶対に分からない。
極端なことを言えば、好きだと思っていたことが実際にやってみたら、やりたくないことかもしれないし、
嫌いだと思っていたことが実際にやってみたら、やりたいことかもしれない。
全てはやってみないと何も分からない。
であればとにかく行動をしまくって、自分の好きや興味の精度を上げていくのが重要なのだ。


以上が自分の気になった一部ポイントになります。

自分の心に忠実に、自分のリソースを自分のやりたいことだけに全力を注ぐ、
本当に夢中を見つけるためには、少しでも感度があれば言葉で宣言し、すぐにでも行動すること、
そして夢中が見つかったら、量とスピードを持って、質と精度を高めていく。

そんなことを本書で学ぶことができます。

今やっていることで、イマイチ成果が出ない。
今一歩努力が足りず、やりたいことが形にならない。
自分がやってることで、もっと圧倒的な成果を出したい。
そんなアナタに読んでも貰いたい一冊です。


これは毎回書いてます。

これはあくまで自分から見た本書の視点なので
興味のある方は、実際に読んでみて、自分なりの答えや考えを導き出しましょう。

そして本に書かれててることが、全て事実ではありません。
これはあくまで一つの意見であり、絶対的な意見でもなければ、答えでもありません。
重要なのはここから、自分は何を感じるのか?自分であればどう考え、どう行動するのか?
ここが重要だと思います。

本やそれ以外のことで知識を得る時に危険なのは、
その情報や知識を鵜呑みにすること
思考が停止し、考える力がなくなることです。

本を読む時はそういったことを意識しながら、読むことをオススメします。


今回読んだ本