今回読んだ本はコチラの本になります。
今やインターネットによって情報が溢れかえっている時代、もはや頭に入っている知識や情報で差別化することは厳しくなっています。
これからの時代は情報を頭に入れるよりも、いかに情報を上手に手に入れ、その得た情報を上手に活用するか?が重要になってきています。
また闇雲に情報を得るのではなく、自分に必要な情報だけを得るというのも重要です。
その為に必要な能力が本書に書かれている「地頭力」です。
それでは早速、本書を読んで気になった部分を一部紹介していきます。
このブログの目次
・もはや知識や情報に価値はない。
・持っている知識を囲い込むのは時代遅れ
・地頭を使った問題解決の思考手順
・思考術をカーナビから学ぶ
もはや知識や情報に価値はない。
・差別化のポイントは、「情報・知識そのものをたくさんもっているか」ではなくなり、「簡単に入手できる情報・知識に、自分の頭を使っていかに付加価値をつけられるか」といったことにシフトしていくことになるでしょう。ここで重要になってくるのが「地頭力」なのです。
・集めた情報を加工して新たな情報や知識を生み出す行為です。狭い意味での問題解決はこの部分をさします。
集めただけの情報をそのままつかえることもあるでしょうが、ここで分類・分析するなど、なんらかの「付加価値」をつけることが非常に重要になります。
情報に限らずこれからの時代は、知識、技術などはどんどん機械やインターネットに代用されるようになっていきます。
自分の頭や体を使って、知識や技術を抱え込み、それに頼りすぎてしまうと、どんどんと時代に遅れになってしまいます。
それよりも古く使えなくなるであろうものは、どんどんと潔く手放し、新しいものを取り入れ活用していくこと、
そして、それを上手に活用していくことが、時代の波に飲み込まれない方法になるでしょう。
持っている知識を囲い込むのは時代遅れ。
・知識を囲い込んだり溜め込んだりするにも限界があります。
一度外に出た知識はあっという間にインターネットで共有されます。・そうなってくると、他と差別化するためには、流れている知識に自分なりの付加価値をつけて、またすぐに関係者に流していくということの重要性が高くなっています。
つまり、知識の位置付けとして、「ストック」(貯蔵)ではなく、「フロー」(流動)の側面がより強くなっていくのです。
SNSが盛んになっている今の時代、持っている知識をどんどん外に出していくというのは、非常に重要なことです。
外に情報を出すことで自分の知識の定着、そしてこれからお金よりも重要度が増してくる、「影響力」の増大にも繋がるからです。
さらには情報を外に出すことで、逆に情報を得ることもできます。
TwitterやYouTubeを見ていると分かるのですが、情報発信者には詳しい人からさらに情報が集まってきます。
地頭を使った問題解決の思考手順
①まず、解決したい課題の結論を想定して課題解決に取り組む(結論から考える=仮説思考)
②次に、もんだいの全体像を捉えて、複雑な課題対象を特性別に分離した後ひとつずつ取り組める程度の難易度に分解し、さらにそれらのなから一番重要度や難易度が高いところから着手していく(全体から考える=フレームワーク思考)
③そやってかみ砕いた対象を一般化・単純化して問題を解いていく(単純に考える=抽象化思考)
一見手順が何個もあり難しいように見えますが、最初にこの作業をしておくことで、後半の作業がものすごく効率化され早く物事が進められるようになります。
引き出しの整理整頓で考えると分かりやすいです。
ただ闇雲に整理をするのではなく、まず最終的なゴールをイメージする。
そもそもなぜ整理整頓が必要なのか?例えば必要な時に、必要な物を簡単に取り出せるようにしたいのか?それとも新たに物を置くためにスペースを確保したいのか?
そしてゴールが決まったら、一度引き出しの中の物をすべて外に出し、仮にゴールが簡単に物を取り出せるようにしたいのであれば、自分が使う頻度が高い順に、物を取り出しやすい位置に配置をしていく、といった具合になります。
これが仮にゴールを設定をせずに、ただ整理をしてしまっていたら、恐らく何をどこに置いたら分からず、整理に迷ったり時間が掛かってしまったり、せっかく整理をしてもすぐにまた散らかってしまったり、ということになります。
思考術をカーナビから学ぶ。
・実はカーナビというのは、仮説思考を学ぶ上で非常に参考になる電子機器なのです。
①動作開始段階
・目的地を入力する
・目的地までの最適なルートを算出する。
・併せて即座に「見込みの」到達時間を算出する。②走行段階
・常に最終目的地を記憶し、それを中心に情報を加工する。
・当日の渋滞情報入手して、到着見込み時間を常に最新版に再計算する。
・その場合にはナビはただちに新しいい目的地に合わせてルートと見込み時間を変更する。③目的地への到達
・最終目的地に到達したことをアナウンスする。
目的さえ明確しておけば、最適なルートを何個もイメージが出来て、自分の今の状況に合わせてルートを決めることができる。
仮に途中を道を間違えたり、トラブルが起きてしまっても、目的地が決まっていればそれに合わせてルールが変更できる。
またそのルートに合わせた最適な情報も常に収集ができる。
つまり軸足させ決まっていれば、柔軟にピボットができ目的地まで最短最速で行けるのだ。
以上が一部ですが気になったポイントになります。
この他にも他者とのコミュニケーションにおける、考え方や視点の持ち方についても学ぶことができます。
知識や情報を持っているだけでは勝てない時代になっているので、ぜひ本書を読んで他者との差別化をしていきましょう。
これは毎回書いてます。
これはあくまで自分から見た本書の視点なので
興味のある方は、実際に読んでみて、自分なりの答えや考えを導き出しましょう。
そして本に書かれててることが、全て事実ではありません。
これはあくまで一つの意見であり、絶対的な意見でもなければ、答えでもありません。
重要なのはここから、自分は何を感じるのか?自分であればどう考え、どう行動するのか?
ここが重要だと思います。
本やそれ以外のことで知識を得る時に危険なのは、
その情報や知識を鵜呑みにすること
思考が停止し、考える力がなくなることです。
本を読む時はそういったことを意識しながら、読むことをオススメします。
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