多動力 堀江貴文 著
AIや機械による自動化でこれから先、色々な仕事がなくなっていくのではないか?
大企業にいても安心はできない。自分の仕事は大丈夫なのだろうか?
そんな漠然とした不安を持っている人は、結構いるんではないでしょうか?
本書ではそんな変化の激しい今の時代を生き抜く為ヒントや、必要な力について書かれています。
では早速、気になったポイントをいくつか紹介していきます。
これからの時代に求められるのは「越境者」
このあらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく「越境者」だ。
そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことををハシゴしまくる「他動力」なのだ。
今は大手企業でも副業が認められ、企業で働きながら個人で起業をして、仕事をしている人が増えてきている。
そして業界の垣根を超えて、個人レベルでつながり、新しいプロジェクトを作ったりと、働き方の多様性というが沢山出てきたと思う。
そういった意味のでもこの「越境者」というのは、これからの時代に必要な人材になってくるのであろう。
越境者になるには、常にアンテナ感度を高めて、すぐに行動すること。
この行動というのは、一つの仕事に縛られていて、時間に追われていては出来ない。
自分の時間というのを資産と考え、その時間の投資先を見極めるのが大切だと思う。
企業に就職しているのであれば、給与を減らしてでも就業時間を減らし、自己投資や個人ビジネスに時間を費やす
無理な場合は週末の休みや、仕事のアフター5を活用するのも、一つのやり方だ。
やり方は沢山あると思う。
複数の肩書きを持ってレアキャラへ
三つの肩書をもてば、あなたの価値は1万倍になる
まず一つのことに1万時間取り組めばだれでも100人に一人の人材になれる。1万時間とはいうのは、1日6時間やったと考えて5年。5年間に一つの仕事を集中してやれば、その分野に長けた人材になれる。
ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか。100人に一人×100人に一人の掛け算により1万人に一人の人材になれる。これだけでも貴重な人材だ。
仕事を掛け算するとき、似通ったワラジ同士より、遠く離れたワラジを掛け合わせたほうが、その希少性は高まる
一つのスキルを1万人に一人のレベルに持っていくに、かなりの労力と時間が必要になるが
100人に一人のスキルを2つであれば、かなりハードルが下がる。
興味があることには、どんどん飛び込んでいって、肩書きをかけ合わせれば、掛け合わせによってもの凄いレアキャラになれるかもしれない。
「完璧主義者」ではなく「完了主義者」になれ。
完璧主義者は、何度もやり直し、一つの仕事を蟻地獄のようにハマってしまう。目指すべきは、完璧でなく、完了だ。
目の前の仕事はサクサク終わらせ、次に行く。そして前の仕事には戻らない「完了主義者」こそ、大量のプロジェクトを動かすことができる。
これは自分は本当に当てはまることで、完璧を求めすぎて時間だけが過ぎて、結局完了が出来ず全てが中途半端に終ってしまう。
仮にやりきったとして、エネルギーを使い切ってしまって、次に続かなくなってしまい継続が出来なくなってしまう。
形なんて関係ない、まずは習慣付けること、完了させること、小さな成功と達成を積み重ねていくこと、そして自信をつけていくこと、これが大切だと自分は思う。
見切り発車は成功のもと
準備にかける時間は無駄である。見切り発車で良い。すぐに始めてしまって、走りながら考えよう。
絶対に完璧なものを作ろうと5年間準備に費やして第一回のフェスを迎えるよりも、見切り発車でも、不完全でもいいからとりあえずやってしまって、5年間トライ&エラーを繰り返したフェスのほうがクオリティーもたかっく、お客さんも集まるものになるだろう。
これは自分も経験済みである。未経験なものを、いくら準備したり予習したりしても、実際にやってみると全然違う。それだったら、まずは先にやってみて、そこで見つけた課題を勉強してクリアしてった方が、よっぽど効率が良いと自分も思う。
ましてや今は変化が非常に激しい時代。準備や予習をしてる間に変わってしまうことだってある。
100点を目指すな80点でいい
どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまえには膨大なコストと時間がかかる。
ある程度ハマれば、大半の知識は得られる。そこから長い年月をかけて100点を取ることに執着せず、次のジャンルへ飛んだほうが、また新たな発見がある。
一つのスキルを極めることに、コストと時間をかけるのであれば、そのコストと時間を別ジャンルのスキルUPに使って、複数のスキルを持った方が、圧倒的にパフォーマンスが出せるようになる。
また金融資産を色々な種類をもって、リスク分散するように、スキルに関しても複数持っていれば、それが人生のリスク分散になる。
他人との比較をやめて、行動に対する心のブレーキを外す
どれほど仕事術を学んでも、行動に移せない人がいる。それはなぜか?理由は簡単で。
他人はどう思うだろうかという感情があなたにブレーキを踏ませているのだ恥をかいた分だけ自由になれる。
他人の目なんて気にせず、どんどんと前に進んで行こう。みんながやらないことに、いつも成功のチャンスがある。周りが恥ずかしいと思うことを、自分も恥ずかしいと思っていては、その他大勢から抜け出せず、自分をレアキャラにすることなんて出来ない。
自分の資産や資格なんて捨ててしまおう
資産が人を駄目にする。資産や資格なんていっそ捨ててしまおう。自分が持っているものを何とか活かそうとすることであなたの動きは遅くなる。手持ちのカードを捨て、やりたいことに最短距離で行こう。
手元にあるものをどうにかして活かそうと思うまり、それに縛られてうごけなくなってしまっては本末転倒だ。
手持ちのカードを活かそうと考えるのではなく、何をやりたいかをフラットに考えて、その際に必要なカードを集めれば良いのだ。
自分も薬膳コンシェルジュという民間資格を持っていて、フリーで活用しようと思った時に、その資格にとらわれて、資格の範囲内でしか活動が考えられなかった。資格や資産は確かに、その人の思考や行動を制限してしまう。今、自分が何をやりたいのか?そして今、何が必要なのか?持っている資格や資産よりも、「今」何が大事なのかを考えて行動するのが大事なのだ。
人生に目的なんてない、今を楽しめ
僕はそもそもアイデアをみつけたい、人脈を広げたいなんていう頭でっかちな考えをもって日々過ごしてはいない。
面白い人達と面白い時間を過ごす。その結果、偶然のようにアイデアが生まれ、仕事に継がなり、遊びにもつながる。子供はいつだって目的を考えない。楽しいから遊ぶ、おいしいから食べる、寝たいから寝る。
人生にゴールや終着点なんてあってたまるか。
僕は今日、明日、あさってと、常に自分を捨てながら新しい自分に生まれ変わっていきたい。多動力こそ、僕が僕であり続けるための最大の原動力なのだ。
とにかく動け
過去を変えられるのも、未来を作り出すにも、結局「今」何をするかに全てが掛かっている。
だから「今」この瞬間を大事に、自分は行動し続ける。
「多動力」はこれからの時代を生き抜くヒントが沢山書かれた本だと思います。
このブログに書かれていることはほんの一部分なので、
気になった方はぜひ本書を読むことをオススメします。
最近のコメント