成功にIQも才能も必要ない、必要なのはたった1つの能力。

今回読んだ本はこちらの本になります。

「やり抜く脳の鍛え方」
著者 茂木健一郎

あの人は才能がある、あの人は天才だ。
成功者といわれる人はそん人が多い気がしますが、

実は結果を出す人は才能があったわけでも、天才であったわけでもありません。

結果を出す人のすべての共通は、結果が出るまで ”やり続けた人” です。

目標に向かってやり続けている限りは、失敗は全て成功に向かうためのプロセスであり、
仮に失敗があるとしたら、それは目標に向かって進むことを諦めた時です。

つまり成功し結果を出すために重要なことは、成功するまでやり続けること、

本書ではそんなやり抜く力を鍛える方法が書かれいてます。

いつも三日坊主で終わってしまう。
何か努力をしようと思ってもすぐに諦めてしまう。
自分には才能がなく、何をやってもダメだと思ってしまう。

そんなあなたに読んで欲しい一冊です。

それでは本書を読んで気になった部分を一部紹介していきます。


成功に最も必要なこと

・真の才能とは、結果が出るまでやり抜く努力ができる”脳の筋力”である。

・各界で目覚ましいい活躍を発揮するプロフェッショナルの仕事ぶりを拝見しても、全員、共通した行動の基準が見つかります。
それは、結果が出るまであきらめず、創意工夫をこらしながら、やり抜く為の努力ができること。

・成功で最も大切なものは才能や蜘網それ自体ではなく、目標の実現に向けた長期的、かつ継続的な努力、つまりはグリットなのだ。

・成功するためにたいせつなのは、生まれ持ったの才能よりも、あきらめない心。

ただやみくも続けるのではなく、続ける中でゴールに向かって工夫し続けること、その場の状況に合わせて柔軟に変化しづけることだと自分は考えます。

今まで重要視されてきた能力と、これから必要な能力

いままで重要視されてきたもの
・才能
IQ
・性格、性質
客観的に受け止めて不足する部分は人工知能にまかせていく

これから伸ばしていくべきもの
・行動する、手を動かす習慣
・粘りつよく続ける意志
・創意工夫
さまざまな経験や工夫を通うじて成長しながら成功に近づく

言われたことを機械的に正確に処理する能力は、どんどんと機械やITに置き換わってきます。
いままで自動式で集団で仕事をこなしてきた時代から、個人の時代に変わってきています。
そんな中で重要になってくるのは、自分の考えを持って行動すること、自分のポジションを持つことです。


持続させるために報酬を与える。

・脳は高い負荷をかけて力を注ぐほど、人からほめられるという事実に反応します。
そしてその結果として、パフォーマンスの精度が向上します。
つまりこうして脳に褒められるという報酬を与えることにこそが脳の強化学習であり、楽しみながら脳への負荷をかけるために最も有効な方法なのです。

・子供でも大人でも、重要なの「今は辛いけれど、脳に負荷をかければきっといいことが待っているんだ」という、報酬への期待感を持つことです。

・重要なことは、何よりもその課題が、自分の花の前にぶら下がる「ニンジン」になるかどうかなのです。

・この原稿を書き終えたらコーヒーとチョコレートを食べよう。
このテレビ収録が終わったら、飲みに行こう
これは私がよく自分自身にせってする報酬なのですが、こうした些細な報酬でも脳は十分に活性化し、ドーパミンを出します。
こうしたほんのちょっと^の工夫をするだけで、物事をより効果的に続けることができるのです。

自分が努力していることに対する報酬を得る方法は色々あると思います。
たとえば自分のやってることををSNSに発信して、それに対して周りが反応してくれれば、承認という報酬なりますし、
例えばブログを書くであれば、書いた記事数というが自分の中で達成感という報酬になりますし、
また終わったら自分にご褒美という物理的なご褒美もあります。

三日坊主になりやすい人の特徴

1、ゴール設定がされていない

2、いま、やるべきことが明確化されていない

3、報酬が用意されていない

ゴールが設定していなければ、努力方向が分からないですし、これがマラソンとかだったらキツイですよね。笑
どこがゴールかも分からず走り続けないといけない訳ですから、ペース配分もできません。
やるべきことの明確化は、ゴールさえ決まっていればできます。
そのゴールに向けてやるべきことを書き出せばいいだけなので。
報酬に関しては一先ほど書いたように、様々な報酬方法があるので色々と用意してみましょう。


脳の報酬を「目的」ではなく「プロセス」に切り替えてみる

・「頑張ったらこの先、どんなに素晴らしいものが手に入るか」と考えるのではなく、「いま、ここで頑張っているこの瞬間こそが、かけがえのないもの」と考えた方が、意外なことに努力というものは続く。

・フローの状態において脳はその「行為自体」を報酬とらえ、パフォーマンスが最大になるのです。

なかなか未来を想像してモチベーションをあげることが出来ない時ってありますよね?
今の努力は本当に将来のためになるだろうか?
であればイマ目の前でやってることを評価し、努力している自分肯定してあげることが重要だと自分も考えます。


泥沼に苦しい時こそが一番の成長のチャンス

・泥沼のような状態で脳にかかっくる負荷こそが、脳のたくましい成長に欠かせない”成長の筋トレ”になるのです。

・自分自身に負荷をかけて、自分の限界を超えるスキルを得た時にこそ、私たちの脳というのは最大の喜び(報酬)を感じることができるのです。

・もがき続けている状態を、「目標に到達するための苦難なんだ」と逆に楽しむことができれば、脳の報酬系に大きな刺激が加わり、結果として「やり抜く脳」がどんどん強化されていくというわけです。

・マドル・スルーのど真ん中、つまりは困難な状況で必死にもがき続けている真っ最中こそ、成長のチャンスなんだと捉えてみてほしいのです

痛み無くして成長無し、これは全く同感です。
ついつい人間は楽な方へと導かれてしますが、効率のいい方法、楽な方法、魔法のような方法というは幻で、
これは万物共通で成長や変化というは痛みが伴うものなのです。
ここで重要なのは、そんな痛みに負けない心と体を作るのに、いかに工夫し頭を使うということなのです。
成長に苦痛が避けられない事実ならば、それを受けても前に進める方法を考えることです。


以上が一部ですが、本書を読んで気になったポイントにあります。
この他にも「やり抜く」ための様々な思考法や方法が書かれているので

いつも中途半に終わってしまう。
自分には才能ががないし、いまいち自分に自信がないというあなたに
読んで欲しい一冊となっております。

これは毎回書いてます。

これはあくまで自分から見た本書の視点なので
興味のある方は、実際に読んでみて、自分なりの答えや考えを導き出しましょう。

そして本に書かれててることが、全て事実ではありません。
これはあくまで一つの意見であり、絶対的な意見でもなければ、答えでもありません。
重要なのはここから、自分は何を感じるのか?自分であればどう考え、どう行動するのか?
ここが重要だと思います。

本やそれ以外のことで知識を得る時に危険なのは、
その情報や知識を鵜呑みにすること
思考が停止し、考える力がなくなることです。

本を読む時はそういったことを意識しながら、読むことをオススメします。

今回読んだ本